

下がらない血圧と、気を失うような痛み
血圧は、薬を使っても下がったり上がったりでした。
結局上が140~160をウロウロしてたような気がします。
その間、助産師さんと先生が部屋を出たり入ったりしながら様子を見に来てくれてました。

「痛みがきたら、息をふーっと吐いてください」
と教えてくれたので、ずっとそうやって痛みを逃してました。
痛みのない時間はあるけど、痛い時間が本当に痛いもんだから、頭がボーっとしてきました。
私はこんなに痛みがすごいのに、赤ちゃんはお腹の中で寝てる時があったみたいですw
たびたび、電気マッサージ機みたいなので起こされてました。
何度も先生たちが、子宮口の大きさを測りにきてくれるんだけど、4~5cmくらいから開いてない感じでした。
破水して陣痛を促す
ひとりの先生が、

「破水させましょう。
破水したら陣痛が促される場合もありますので」
と、赤ちゃんの膜を破りました。
「バシャッ!!」とものすごい量の水が床に落ちたのが聞こえました。
家で破水した時のためにと、布団にペットシーツをひいてたけど、そんなもんじゃ吸いきれないくらいの量に感じました。
破水させたものの、お産がなかなか進まず16時ごろになりました。

「今の段階で、陣痛促進剤の一番量が多いところまで使ってます。
血圧も高いし、あと1時間頑張ってみて産まれるかどうか様子を見るか、
それとも帝王切開に今切り替えるかどうしますか?」
と聞かれました。
あと1時間で産まれる気がまったくしなかったし、痛みもすごかったので

今から帝王切開でお願いします!!
と即答しました。
緊急帝王切開に切り替える
それから、緊急帝王切開に切り替わりました。
家に一旦帰らされてた夫を呼び戻してもらいました。
(病院と家は徒歩5分ほどの距離です)
私はストレッチャーに乗せられて手術室に運ばれ、先生たちも着替えて手術室で待ってました。
背中から麻酔を入れるんだけど、むくみでなかなか体が曲がらないのもあって、針が背骨に入らなくて麻酔の先生が苦労してました。
20分くらい背中を何度も針で刺されました。
その間も、まだ促進剤の効果が続いてるので定期的に痛みます。
早く麻酔おねがい~~と心の中で叫んでましたw
麻酔が入ってからはだいぶ楽になったんだけど、今度は裸同然なのと、麻酔のせいなのかめちゃくちゃ寒いんです。
手術中ずっとブルブル震えてました。
赤ちゃん誕生
30分ほどで赤ちゃんが取りだされて、
「おぎゃーおぎゃー!!」
と元気な声が聞こえてきました。
めちゃくちゃ元気な赤ちゃんです。
顔のそばまで連れて来られて写真を撮って貰いました。
産まれる直前まで五体満足か、元気なのか心配してたけど、泣き声を聞いて、顔を見て安心しました。
身長53cm 体重3524gの大きな男の子でした。
その後は30分くらいかけて縫合してもらいました。結構長く感じました。
あれ?先生も妊婦さん?
縫合してる間に、担当の先生のお腹をふとみてみると、ふっくら膨らんでいました。
「あれ?もしかして先生も妊娠してる???」
ずっと同じ女医さんだったんだけど、先生ももうお腹が外から見て分かるほど大きくなってました。
全然気付かなかった~。
過酷な仕事(夜勤明けも休みなしで仕事とかですよね?)なのに妊娠しててお母さんになろうとしてたなんて凄いよ。
つわり大丈夫だったのかな?
その後、無事に手術が終わり、ストレッチャーに乗せられたまま病室へ運ばれました。
面会時間は21時までだったので、家族はそれまでついていてくれました。
はしゃぐ家族と瀕死の私
うちの家族にとっては初孫なので、両親とも大興奮です。
写真を撮ったり、ビデオを撮ったりしてはしゃいでます。
一方、私はめちゃくちゃしんどくてそれどころじゃありません。
家族が帰った後も、看護師さんが入れ換わり立ち替わり血圧や点滴のチェックに1時間ごとくらいに部屋に入ってくるので一睡もできません。
私も眠れず興奮していて、メールばかり打ってました。
孤独な深夜の戦い
ただ、深夜になるにつれ喉がめちゃくちゃ渇くし、熱も出てきました。
麻酔が切れてきたら水を飲んでも良いようなことを看護師さんが言ってたので、期待をしてたんだけど、血圧が高いままだから今日は水は我慢してくださいと言われてしまいました。
もう本当に喉が渇いて死にそうだったのですが、水でうがいをさせてもらい我慢しました。
その夜だけで、3、4回うがいさせてもらいました。(ばれないように少し飲むw)
熱が下がった後はブルブル体が勝手に震えだすし、私は一体この後どうなるんだろう?と不安になりました。
翌朝からはもう食事開始
手術の翌朝には、おかゆと牛乳などが朝ごはんで出ました。
もう水分を摂ってもいいみたいで、がぶがぶ飲みました。
傷の痛みも出てきて、起き上がろうとすると激痛が走ります。
お腹の中に空気が入ってて、それが動くから痛いのか良く分からないんだけど、めちゃくちゃ痛かったです。
助産師さんはドS
足の方は感覚がまだ鈍いんだけど、昼からちょっと動いてみましょうかと助産師さんに言われました。
「ちょ~~!絶対無理!!」
と思ったけど、動いた方が早く傷が治るらしく必死で立ちあがりました。
古い病院だったので、部屋にトイレがついてなくて車いすに乗せてもらってトイレに行きました。
頭も体も、ふらふらするので、助産師さんに血液検査の結果どうだったのか聞いたんだけど、私は術後すぐ貧血の数字は出てないとのこと。
どう考えても貧血の症状なんだけど、採血の結果がそうなので鉄剤は出してもらえませんでした。
その日の夕方、尿の管を抜いてもらい少しだけ楽に動けるようになりました。
血圧がまだまだ高いままなので、血圧の点滴は翌朝先生に聞いてから抜くことになりました。
ちょうどGWに入る頃だったので、夫は休みで毎日来てもらえるんだけど、先生が休みだったりして不在で色々不便なこともありました。
入院生活編につづく
コメント
めちゃくちゃ痛そう><
出産は命がけですよね。
私は陣痛促進剤だけでも、痛くて死にそうでした。
コメントありがとうございます!!
本当、命がけですよね。
母子共に無事で良かったです
うわぁ、壮絶な出産だったんですね。
その時の事が手に取るように読み手にも伝わって来ました。
続きが楽しみです。
まきろんさん
ありがとうございます。
壮絶な出産、確かにそうかもしれませんね。
母子ともに無事でよかったです、本当。
すごいわ
よくこんな細かく覚えていて書けるね〜〜っ!
私もう無理かも
記憶が、、、
ブログもうまく作っていて
すごいわ!!
アメブロで書いてた記事を掘り起こしてるんやで。笑
まさか日の目見るとは思わんかった。
コメントありがとう